2014年09月01日

瞳の真実 2

あ、そうそう。
今日から11月公演「月並みなはなし」のチケット予約受付が開始されました☆
今回は劇場を飛び出して本当のカフェで上演される、レストランの1幕もの。
客席が限られていますので、お早目にお申込みくださいませ。
お申込みはこちらから♪


・・・ええと?
ああ、そう、だから目に見えるものが真実とは限らないって話。
17世紀の頃の作品はディテールがはっきり「在る」んだけど、
現代美術となるとモノの輪郭があいまいになって、
イメージがひたすら変転していく。

トニー・アウスラーの「ピンク」もそう。
カエルに似たクリーチャーが、ひたすら意味のない単語の羅列をつぶやいているんだけど、
よーく聞いていると、きっとそれもイメージが連なっているんだよ。
静電気→ヴェルヴェット→露出→霧→星→唇、とかね。
それが全体的でなくて、個々別々なイメージなのがおもしろくてね。
たとえば、静電気とヴェルヴェットはなんとなく連想されるけど、
静電気と露出には相関がない。
そして、クリーチャーのつぶやくスピード。
サクサクとはつぶやかない。
自分の中に潜っていくような、自分の中を手探りしているようなスピード。
不安、好奇心、悦び、悲しみ、ほんのちょっとした勇気。
孤独は孤独なんだけど、でもコミュニケーションをあきらめない、みたいな。
なんだろうね、ちょっと見、気持ち悪い外見なんだけど、
だんだんクリーチャーがかわいく思えてくるよ?(笑)

pink.jpg


また話は脱線するようですが(笑)
最近では、もう、なんでしょ、
人間そっくりなアンドロイドの開発も
フィクションの世界とは言えないくらい身近になりつつあるよね。
で、そのアンドロイドに
「あなたは人間ですか?」
「人間である証拠を見せてください」
って、今でしょ!の林先生が聞かれていて
「わぁ、難しいなぁ!」
「アンドロイドと対面するって、人間とは何かを問われる、深いですね〜」
と答えていたTV番組を、そこだけチラ見したんですけどね。
おい、それ質問の答えになってねぇじゃねぇか(笑)
あ、なんでこんなにTVを細切れに見ているかというと、うちの旦那がテレビっ子なの(笑)
いつもテレビ見てる(笑)
で、私はあんまりテレビを見る習慣がないので、つまみ食いな感じ。
まぁ、そんなことはどうでもよくて。

翌日かな、たまたま新聞の記事で同じようなことが書かれていまして。
アンドロイドを寝せておくと死体みたいだから、
わざと呼吸をさせるって書いてあって。
ああ、つまり、人間とは呼吸なのか、と思ったんですよ。

吸う、吐く。
私は呼吸を通して外とつながっている。
私が吸った息が、私の中で酸素と二酸化炭素に分けられて、私に影響する、私を変える。
私が吐いた息が、私の外に影響する、変える。
それは小さな変化かもしれないけど、
私と私以外のものは、つねに呼吸によって影響しあい、つながっている…

専門家の計算によれば、
 わたしたちの1回の呼吸によって吸い込まれた空気の中には、
 過去2〜3週間のうちに他の人たちによって呼吸された10の15乗個の原子と、
 これまでに地上に生きていたあらゆる人たちによって呼吸された
 100万個以上の原子が含まれている
」そうです。
(上野圭一・著「ナチュラル・ハイ わたしを超えるわたし」)


でも、だとしたら、私って、
どこまでが私で、どこからが私以外なんだろうね?

私ってなんだろう?


「見る」とは何か。
「真実」とは何か。
「私」とは何か。


もうすぐ夏も終わりですなぁ。


Bunkamura ザ・ミュージアムで。
10/5まで。


posted by ゆきお at 22:05| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トニー・アウスラーの作品「ピンク」。
クリーチャーのセリフ?を忘備録がわりにUP。

消滅、空気、永遠、死、混乱、編集、メロドラマチック、
おまじない、選ばれた、花、メカニック、
エレクトロニック、観察、夏、湿地、流出、真空、
あたたかい、接近、清潔、無事に、寒い、遮断、
防御、模様、雲、来る、見えた、困難、イメージ、
暑い、大気の、静電気、ヴェルヴェット、露出、
星、唇、光、暗い、襲撃、筋書、捕獲、虹、空白、
殺戮、切断、料理人たち、落下、緊迫、驚嘆、
輝く、熱傷、欲しい、波、不思議、襲撃、風、おぼれる、
猟犬、助けて、テスト、追跡、少年たち、皮膚、
歌、生命、やわらかな、黒い、箱、打撃、クレイジー、
色、冷たい、善、輝き、銃、香り、微笑、番号、
見物人、クレイジー、メッセージ、金、泥、犠牲、
原始の、イメージ、探究、夢。
Posted by ゆきおん at 2014年09月28日 15:44
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