2014年09月27日

勇気と信頼

11月公演の「月並みなはなし」。

先日の初通し。
よいところを挙げれば、全員セリフが入ってた!
全員、立ち位置を間違えなかった!
みんなそれぞれの課題にチャレンジしていた!
…けど、お客さまからチケット代をいただくには、まだまだの出来だった(爆)

前半、何が起こってるか、さっぱりわからなかった。
その原因は、相手が変わっても距離感が変わらないから。
日常生活の中で、私たちは相手に応じて距離感も仕種も言葉使いも変えているのに、
芝居になった途端にそれらが抜け落ちてしまう。
それは、自分に捕らわれすぎるから。
セリフを間違えちゃいけないとか、次なんだっけ?とか、
別のことを考えてしまって、その場に生きていないから。

それは後半にも言えていて、必要な間が抜け落ちて、ツルツルと話だけが進む。
勇気を持って、仲間を信じて、
落ちるところは落とす、上がるところは上がらねば。
それには、やっぱり、自分から抜け出してその場にいないといけない。

ドラマに踏み込む勇気と、
みっともないくらいさらけ出しても受け止めてもらえるという信頼。
それを培うために、演出の私は何ができるのかなぁ…

まぁね、それでも、とても難しいことをしてはいるんですよ。
照明の効果もほとんど使えないカフェで、
音響の効果もほとんど使えない会話劇で、
役者の演技力だけで、見せたい、なんて(笑)
私が役者たちと芝居ってものを信頼していなかったら、
そんな怖いことはできないよ(笑)

だからこそ。
役者まかせにしないで、きちんと約束事として「演出」をつけなくてはいけない。
たとえ役者の調子が悪くても、
そこを押さえておけばチケット代以下の出来にはならないように
保証してあげなければいけない。
作品の責任をとる、それが私の仕事。


たとえば、レストランに行って、1000円のランチを食べたとする。
600円の味だったら、そのレストランには二度と行かない。
1000円の味だったら、まぁ、また機会があればいくかもしれない。
2000円の味だったら、たぶん次は友達を誘う。

芝居も同じ。
それはチケット代を倍払ってもいいと思える作品になっているか?
チケット代を払ってでも、もう1度見たいと思えるか?
友達に「見た方がいい」と勧められる仕上がりか?

作品の責任をとる、それが私の仕事。
ひぃ(笑)



Roccaの11月公演「月並みなはなし」は、11/6(木)〜9(土)、
江戸川橋の絵空箱ってカフェで上演します。
プレイガイドでも、チケット買えます♪

電話で申し込んだ方がわかりやすい方は、ゲッティ・カンフェティをご利用ください。
ネットからなら、発券手数料が無料のイープラスもご利用いただけます。


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おまけにパンもついてます。
ウソです(笑)



posted by ゆきお at 23:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月25日

初!通し

本日、初の通し稽古でした。
セリフ覚えて、立ち位置覚えて、とりあえず最初から最後までやってみた。
ここから、ようやく「演出」ができる(笑)

社会性とエゴ
緊張と笑い。
それをどう組み立てるか。

そして、物語の向こうに見える希望
そこまでをどう積み上げるか。

ここからが勝負です。



さて。
実はこの1週間、他の現場のお手伝いに行っていたのです。
やっぱりね、なんというかね、劇場空間って特殊なんですね。
暗くて、閉じ込められてて、エネルギーが増幅するっちゅうか。
いいエネルギーも、悪いエネルギーも、
他に逃げようがないっちゅうか。

その気にあてられたのか、
それとも台風の影響なのか(笑)
ここんとこ、ちょっとぐったりぎみで稽古に臨んでいたんですが。
それ、ちゃんと役者のみんなに伝わっちゃうんですね(爆)
風通しのいい現場だと、
そんなところまで、ツーツー(笑)

私が充実している時は、稽古もエネルギッシュな感じがする。
ま、気のせいかもしれないですけど。
でも、トップの空気がボトムの色を決める、というのが私の持論なので。
私が充実していることで、少しでも役者のみんながやりやすくなるのなら、
みんなが稽古を楽しんでいい作品につながるのなら、
ここから先の急勾配、
まずは演出である私自身のコンディションをちゃんと整えておかなくてはなぁ、
と思ったことでした。


私の癒し薬。↓

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posted by ゆきお at 23:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月22日

それは本物か?

行ってきました、宇宙博2014。

とにかく混んでる!と聞いたので、
朝イチに並んで入場。
そのおかげで、1番人気の「きぼう」実験棟・実物大モデルは、貸切状態♪

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11月公演の「月並みなはなし」は、月に移住する物語なので、
月並みメンバーの役者たちと、
何か共有できるものはあるかな〜♪
宇宙が実感できるかな〜♪
と、わりと期待して行ったんですが。

感想を一言でいうと。
8月に行った現代美術館の方が、おもしろかった(爆)


やっぱり、博覧会だからね、
見て、解説読んで、お勉強する場なんですね。
なのに、展示物が模型やレプリカで、本物が少ないってのはいかがなものか。

2番人気だという「アトランティス」のコクピットなんか、
実際に座れるのかと思ってダッシュで行ってみたら、
ただガラスの向こうを見るだけ…
なぁんだ…

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解説もとくに目新しい切り口のものもなく…
誰がキュレーターだったんだろう、
どんなコンセプトでこの展示物たちを選らんで、この順番に並べたんだろう…
宇宙の何を伝えたかったんだろう?

その熱意が薄い感じがしたな。
それが全体を薄っぺらい印象にしているのかもな。


それは、芝居も同じか。

それは本物か?
それは新しい切り口か?
それは熱を感じるか?
それはチケット代を払ってでも見たいと思える1つの作品に仕上がっているか?

…うう、怖ろしい自問自答だ(笑)


まぁ、とりあえず宇宙服は着てみたよ(笑)

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幕張メッセで、
23日、明日まで。



posted by ゆきお at 02:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月18日

コントロールを手放すということ

今日の飲み…、もとい、稽古です(笑)
とうとうラスト・シーンまでたどり着けました。
たどり着いたといっても、立ってセリフが言えるって程度。
作品の土台ができたって段階。
これからドラマの錬度を増していきます。
よし、やるぞ!(笑)

演出さんによっては、最初から作品のイメージが全部決まっていて、
役者に、ああしろ、こうしろと、指示を出しまくる方もいると思うんですけど。
以前の私だったら、たとえば役が9つあったら、
役者は自分の役の人生について深く掘り下げて来るんだから、
その役者に応えられるように、
演出はその9倍、役について考えてなければダメだと思っていたんですが。

今回、私はコントロールすることを手放そうとしているのです。

私がなぜこの作品を選んで、
この作品のどこがいいと思ったのか、
作品を通してどこにお客さまを連れて行きたいと思っているのか。
それを役者たちに伝えたら、
あとはそこからとんでもなくハズレてしまわない限り、
役者たちが生み出す空気を楽しもうと思って。

彼らは、1つの作品を全員で作ろうとしている。
誰かが緊張すれば、みんなでそれを共有する。
誰かが笑えば、みんなでそれを共有する。
いいチームになりつつある。

きっと公演終わった後の打上げでは、
みんなまだ帰りたくない、
まだまだ一緒にいたいと思うんじゃないかな(笑)
だって、稽古終わりの飲み会ですら、
すでに帰りたくなくなってるもん(爆)
もっとずーっと、芝居について語り合いたくなってるもん(笑)



さて。
チケット、印刷ができあがってきました。
当日は受付にご用意してお待ちしております(笑)
お申込みはこちらから♪

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posted by ゆきお at 23:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月16日

猫が教えてくれること

というわけで。
前回稽古で行ったアップ(インプロ前のストレッチ)。
すごいな、と思った。

アップ自体はね、私はナビゲートしなくちゃならないので、
外(みんなの進み具合)を気にしたり、
中(自分のからだ)に戻ったりで、
毎回そんなに深くは潜れないんですが。

立ち上がりの時に、みんな、わりとからだに忠実に、ゆっくり時間を使っていたので、
自分もゆっくり時間を使えたのね。

そしたら、あなた。
もうね、足の裏が床から離れないの。
お能の運足と同じ、禹歩
足の裏を上げて歩こうとすると、たまらなく気持ちが悪い。
バランスがとれない。
あ、これがグラウンディングってやつか、と思いました。

地とからだが一体化する。
そのままベターっと寝て、地面に溶けてしまいたい感じ。
立っても、最大限、地とくっついていたい。
離れたくない。
なんで高層ビルなんかに住みたいのかわからない。
地に足つけるってこういうことなのかも(笑)


自然の中で生きていると、
たとえば農業や林業、漁業などをしていると、人は謙虚になるそうです。
自然は自分ではどうにもならないことがあるって教えてくれる。
だから、庭で鉢植え1個でも面倒みてみな、ってその記事はまとめてましたが。
まぁ、うちにはちび猫という、ツンデレな「自然」が身近におるんですが(笑)

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「自分」とは、「自然」の「一部分」。

そんな大きな物語を感じたアップでした。
ヨカッタ!(笑)





posted by ゆきお at 15:02| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月15日

はい、よろこんで!

ただいま一番しんどいシーンの稽古中です。
楽しいシーンは共有しやすいんですが、
人を傷つけるようなシーン、その傷にあがくシーンは
役者が本気にならないと立ち上がってこない。
どこまで踏み込むのかを共有するのも、なかなか難しい。
このひとヤマを越えると、だいぶ楽になるハズなんだけどなぁ…(笑)
役者のみんなも手探りの稽古、
演出の私も、我慢、我慢の稽古です。

この台本は、わりと難しくて。
たとえばセリフに書かれた通りの感情でいい台本は、そんなに難しくない。
でも、何故いまそんなことを言うのか?
なんの意図があるのか?
何を望んでいるのか?
それらが明確にならないセリフややりとり、そんなシーンが多い台本、
つまり、いかようにも解釈できる台本は、
脚本家から演出と役者に挑戦状を突きつけられている気分になる(笑)
おまえの分析力、価値観、世界観で、これをどう解釈して、どう切って見せるんだ?

というわけで、今日の稽古は、台本を離れて、
ワークショップでやっているメニューをみんなでやってみました。
私がどういう経緯でこのホンを選んだのか。
どういう思いで、この作品を作りたいと思ったのか。
そんな話をしまして、アップして、ムーバー&レシーバーゲーム。
そして、みんなが気になるシーンをインプロ(即興)で作ってみました。

やりながら気がついたよ。
きっと、こうやって苦しい時間を共有することが、大事なんだね。


帰りは、いつも居酒屋で芝居談義(笑)
今日の出席率はほぼ100%(笑)

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あ、そうそう。
ワークショップといえば、10月もやります。
昼のワークに参加された方は、夜の公演稽古を見学できます。
9月の公開稽古から1ヶ月、どんなふうに変わるのか、
さらにこの10月の公開稽古から約1ヶ月で、本番、どんなふうに仕上がるのか、
こんな成長の記録、なかなか見る機会はないと思いますから、
ぜひぜひ、あれしてみて!(笑)



posted by ゆきお at 02:43| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月13日

個人的キャンペーン、実施中

【1日1つは新しいことをしよう!】というキャンペーン活動を、
個人的にしてます(笑)

たとえば、朝食のサラダに新しいドレッシングをかけてみる、とか。
たとえば、ミント油で虫除けスプレーを作ってみる、とか。
たとえば、今日の稽古に小道具を準備してみる、とか。
たとえば、Roccaのサイトを更新してみる、とか。
たとえば、プレイガイドを設置してみる、とか。
たとえば、稽古予定表を作ってみる、とか。

あたくしがOLで秘書をやってた頃(笑)
とにかく1日1つ「あ、ここ変えたんだね」という何かを心がけなさい、と教わりました。
小さなことでもいいから。
それが創造だし、感動なんだ、と。


芝居でゾーンに入る。
そのためには、フローでいることが前提条件。
フローでいるためには、どうやら自分からコミットメントすることが重要らしい。
だとしたら、1日1新キャンペーンは、意外に有効なんじゃ?(笑)



あ、ちなみに、ミントの虫除けスプレーは万能らしいですよ。

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@準備するものは、ミント油と消毒用エタノール(なければないでOK)、水、スプレー。
Aエタノール10mlに、ミント油を5〜10滴落として、混ぜる。
B水100mlで薄める。
Cスプレーで霧吹きする。

蚊除けにも、消臭にも。
ドアや窓枠やキッチンまわりにスプレーすれば、ゴキ除けにも。
おためしあれ。


posted by ゆきお at 00:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月10日

感動のしくみ

日曜日、Roccaの月1ワークショップ【9月】が無事に終了しました。
この日は曇りだったり雨だったりの、はっきりしないお天気。
そのせいか、ワークが始まる前は、ファシリテート(進行)する私も含めて、
みんななんとなく「しっとり」おとなしい雰囲気でしたが、
ワークが終わるころには、わくわくMax(笑)
いやぁ、今回も楽しかった!(笑)

9月のテーマは、「感動ってなんだろう?」でした。

精神科医のユングによれば、心の機能は4つ。
「思考、感情、感覚、直感」だそうです。
また、脳科学者の茂木健一郎氏によれば、
思考は止められないんだそうです。

いま私たちは、感じることよりも、思考=考えることが得意。

それじゃ、感動って何かというと、感情が動くこと。
役者は観客を感動させる仕事だよね。

演出は音響や照明、大がかりなセットも使って感動を作れるけど、
役者は自分のからだと感情しか使えない。

だから、からだと感情のトレーニングが必要。

からだのトレーニング。
普段、からだを意識するのは、どんな時?
ケガした時、風邪ひいた時。
元気な時って、からだは意識されないんですね。
だから、日舞やダンスや水泳やサッカー、
なんでもいいんですけど、普段からからだを意識することが必要です。

じゃあ、感情は?
感情で、一番強いのは怒り。
自分で感情を出してるって感じやすいから、つい怒った表現が多くなる役者さんもいる。
次に強いのは恋愛感情。
でも、怒りと恋愛だけじゃ、高校生の役しかできないよね(笑)

実はもっと繊細に、感情は動いてるんだけど、
日常ではそれに気づきにくい。

なので、自分の小さな感情にも気づくようなワークを積み重ねました。


ワークショップは、10月、11月と続けますので、
なんだかおもしろそうだなと思った方は、ぜひご参加ください♪



さて。
昨晩は、11月公演「月並みなはなし」の稽古でした。
実は稽古場でちょっとしたトラブルがあって、
当初予定していた稽古場よりも狭い場所での稽古になっちゃったんですが、
そのおかげか、役者同士の距離感が近くなったり、
自然と相手の言葉を集中して聞こうとしたりしたのかしら、
かえって肩の力が抜けた、生き生きとした稽古になりました。
不思議(笑)
ケガの巧妙?(笑)
結果的には、トラブルとは言えなくなっちゃったね(笑)

稽古が終わって、空を見上げてみれば、
昨晩は十五夜、スーパームーン。

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満月には「達成」の力があるんだそうです。
11月公演の「月並みなはなし」。
大好きな仲間と大切なお客さまにかこまれて、
自分の実力を発揮し、最高の笑顔で乾杯しているシーン。
それが私の「達成」イメージ。
いい稽古のおかげで、やすやすとイメージできたことに感謝(笑)


あ、Infomationのページ、更新しました。





posted by ゆきお at 01:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月06日

強制リフレッシュする方法

ええ、稽古は順調です。
順調っていうか、すごいおもしろいです。
稽古場の空気がいい。
自由で、創造的。

役者やってると、だいたい本番2週間前くらいから眠れなくなるのね(笑)
稽古が乗って来ると、自宅に帰ってもまだ気持ちが稽古してる。
興奮状態が続いているから、稽古の夢も見ちゃうし、
起きてても現実に対応できる脳みその機能は半分くらい(笑)
あとの半分は脳内稽古場にいて、
ああでもないこうでもないと芝居のヒラメキに支配されてる。

たぶん、演出はこの「半分宙に浮く」瞬間が、
役者より早いタイミングで来る気がする。
そして、役者より長く続く(笑)
世界のニナガワなんか、顔合わせ、稽古がはじまる前の日からもう眠れないって、
本だったか対談だったかで言ってたな(笑)

というわけで、前日の稽古がとてもよかったもんだから、
まぁ、眠れないったら(笑)
翌日起きても、気がつけば稽古の記憶を反芻していたり(爆)
そうか、こういう構造の台本か!とか、
ああ、テーブルクロスを用意しなくちゃな…とか、
半分どころか3/4くらい宙に浮いてたよ(笑)

今からこんなんじゃ、からだが持たない(爆)
というわけで、強制的に芝居から離れてみようの試み。
思い立って、群馬までドライブ。
吹割の滝とやらを見に行ってきました。


驚きの巨岩!

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夏だというのに、この水量。
たしかここは奥利根なんだよね、
ここの水が千葉と茨城の境に流れる利根川・坂東太郎の源です。

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吹割の滝。
点滴穴を穿つって、これね(笑)

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吹割の滝は、滝壺から望むんじゃないの。
滝の上から見る感じ。
茨城生まれである私のスタンダードは豪快な袋田の滝だから(笑)
滝を上から見て歩くって、なんだか新鮮。

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雨あがりの山の空気。
木と土のにおい。
ああ、これだけは持って帰れないんだよね。

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みなさんも、マイナスイオンをどうぞ。
・・・エアですけど(笑)

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さぁ、リフレッシュしたところで、
明日はワークショップ、そして公開稽古です。
燃えるぜ!


posted by ゆきお at 02:40| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月01日

瞳の真実 2

あ、そうそう。
今日から11月公演「月並みなはなし」のチケット予約受付が開始されました☆
今回は劇場を飛び出して本当のカフェで上演される、レストランの1幕もの。
客席が限られていますので、お早目にお申込みくださいませ。
お申込みはこちらから♪


・・・ええと?
ああ、そう、だから目に見えるものが真実とは限らないって話。
17世紀の頃の作品はディテールがはっきり「在る」んだけど、
現代美術となるとモノの輪郭があいまいになって、
イメージがひたすら変転していく。

トニー・アウスラーの「ピンク」もそう。
カエルに似たクリーチャーが、ひたすら意味のない単語の羅列をつぶやいているんだけど、
よーく聞いていると、きっとそれもイメージが連なっているんだよ。
静電気→ヴェルヴェット→露出→霧→星→唇、とかね。
それが全体的でなくて、個々別々なイメージなのがおもしろくてね。
たとえば、静電気とヴェルヴェットはなんとなく連想されるけど、
静電気と露出には相関がない。
そして、クリーチャーのつぶやくスピード。
サクサクとはつぶやかない。
自分の中に潜っていくような、自分の中を手探りしているようなスピード。
不安、好奇心、悦び、悲しみ、ほんのちょっとした勇気。
孤独は孤独なんだけど、でもコミュニケーションをあきらめない、みたいな。
なんだろうね、ちょっと見、気持ち悪い外見なんだけど、
だんだんクリーチャーがかわいく思えてくるよ?(笑)

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また話は脱線するようですが(笑)
最近では、もう、なんでしょ、
人間そっくりなアンドロイドの開発も
フィクションの世界とは言えないくらい身近になりつつあるよね。
で、そのアンドロイドに
「あなたは人間ですか?」
「人間である証拠を見せてください」
って、今でしょ!の林先生が聞かれていて
「わぁ、難しいなぁ!」
「アンドロイドと対面するって、人間とは何かを問われる、深いですね〜」
と答えていたTV番組を、そこだけチラ見したんですけどね。
おい、それ質問の答えになってねぇじゃねぇか(笑)
あ、なんでこんなにTVを細切れに見ているかというと、うちの旦那がテレビっ子なの(笑)
いつもテレビ見てる(笑)
で、私はあんまりテレビを見る習慣がないので、つまみ食いな感じ。
まぁ、そんなことはどうでもよくて。

翌日かな、たまたま新聞の記事で同じようなことが書かれていまして。
アンドロイドを寝せておくと死体みたいだから、
わざと呼吸をさせるって書いてあって。
ああ、つまり、人間とは呼吸なのか、と思ったんですよ。

吸う、吐く。
私は呼吸を通して外とつながっている。
私が吸った息が、私の中で酸素と二酸化炭素に分けられて、私に影響する、私を変える。
私が吐いた息が、私の外に影響する、変える。
それは小さな変化かもしれないけど、
私と私以外のものは、つねに呼吸によって影響しあい、つながっている…

専門家の計算によれば、
 わたしたちの1回の呼吸によって吸い込まれた空気の中には、
 過去2〜3週間のうちに他の人たちによって呼吸された10の15乗個の原子と、
 これまでに地上に生きていたあらゆる人たちによって呼吸された
 100万個以上の原子が含まれている
」そうです。
(上野圭一・著「ナチュラル・ハイ わたしを超えるわたし」)


でも、だとしたら、私って、
どこまでが私で、どこからが私以外なんだろうね?

私ってなんだろう?


「見る」とは何か。
「真実」とは何か。
「私」とは何か。


もうすぐ夏も終わりですなぁ。


Bunkamura ザ・ミュージアムで。
10/5まで。


posted by ゆきお at 22:05| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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